漂白剤とは汚れやシミ、細菌などを分解・除去するために使用される化学薬品です。
漂白剤にはいくつか種類があります。それぞれの特徴や使い方を理解し、正しく使い分けましょう。
漂白剤とは汚れやシミ、細菌などを分解・除去するために使用される化学薬品です。
漂白剤にはいくつか種類があります。それぞれの特徴や使い方を理解し、正しく使い分けましょう。
| 種類 | 塩素系 | 酸素系 | |
|---|---|---|---|
| 主成分 | 次亜塩素酸ナトリウム | 過ほう酸ナトリウム | 過炭酸ナトリウム |
| 液性 | アルカリ性 | 弱アルカリ性 | |
| 用途 | ●食器・調理器具・ふきんなどの除菌漂白 ●野菜・果物などの殺菌 (食品添加物のみ使用可能) |
●食器(プラスチックを含む)、調理器具、ふきんなどの漂白 | |
| 特徴 | 漂白力が強く、除菌・殺菌力も大きい | 塩素系より漂白力は劣るが、弱酸で低刺激漂白での漂白に優れる | 塩素系より漂白力は劣るが、無機酸を含むため、こびりつく汚れの除去や白物を黄ばませずに漂白ができる |
次亜塩素酸ナトリウムとは、化学式NaClOで表される化合物で、一般的には漂白剤や消毒剤として広く使われています。水溶液中で次亜塩素酸(HOCl)を生成し、強い酸化作用により細菌やウイルス、カビなどの微生物を殺菌・除菌します。
次亜塩素酸ナトリウムは流通している次亜塩素酸ナトリウム液(原液)は、濃度5~6%または10~12%のものが一般的です。使用時には、この原液を目的に応じた濃度(ppm)に希釈します。使用する目的に応じて適切に希釈をして使用することが大切です。
ppm(ピーピーエム)とは「parts per million」の略で、「百万分率」を意味します。%と同じ濃度や割合を示す単位で、全体の中で特定の成分が占める割合を百万分のいくつという単位で示します。
ppmは100万分の1、 %は100分の1の意味で、1%をppmであらわすと10,000ppmになります。
(例)野菜の殺菌:100~200ppm、調理器具の殺菌:200ppm、 ノロウイルス対策の環境清浄:200ppm、嘔吐物の処理1,000ppm など
◆使用する際の注意
皮膚に触れると炎症を起こしてしまいます。使用の際は必ず換気をし、保護メガネと手袋を着用しましょう。原液が皮膚に付着した場合はすぐに洗い流してください。
◆酸性タイプの製品と混ぜない
酸性タイプの製品と一緒に使用すると、有害な塩素ガスが発生するため大変危険です。

◆材質への影響
次亜塩素酸ナトリウムの殺菌効果は強力な酸化力によるものであり、その酸化力の強さから材質によっては対象物を腐食させます。特に金属製品はサビたり変色したりすることがあるため注意が必要です。金属への使用は避けるか、使用した場合はしっかりと水で洗い流してください。
◆詰め替え時の注意
水と誤って飲んでしまったり、薬剤が原因となる事故が実際に発生しています。他の容器に移し替える場合は、専用の容器にその商品名、使用方法、使用上の注意を明記した上で使用してください。
◆有機物(汚れ)の影響
汚れなど有機物が存在していると、殺菌力の元である有効塩素がそれら有機物と反応して消費されるため、殺菌力が低下します。 また、残存した細菌が残差の中で増殖し、調理器具を使用した際に食材や料理を二次汚染する原因となります。汚れがある場合は、あらかじめ洗剤で洗浄して汚れを除去してから、次亜塩素酸ナトリウム液を使用しましょう。
◆保管上の注意
次亜塩素酸ナトリウムは、空気、熱、光、時間の経過などで、有効塩素が分解されてしまい殺菌力が低下します。
高温の場所・直射日光を避けて保管し、開封後はなるべく早く使い切ってください。また子どもの手が届かないところに保管してください
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ジアノック
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ジアクリーナー
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ジアクリーナー泡タイプ
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酸素系漂白剤とは、水に溶けると酸素を発生させて漂白や除菌、消臭などの効果を発揮する漂白剤のことです。
主成分には過炭酸ナトリウムや過酸化水素が使われることが多く、衣類のシミ抜きやキッチン・浴室の掃除など幅広い用途に利用されています。
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酸素系漂白剤
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